厚生労働省、ドライブスルー方式のPCR検査を実施しない理由を説明

 厚生労働省は15日、公式ツイッターを更新し、新型コロナウイルスのPCR検査をドライブスルー方式で実施しない理由について明記した。

 ドライブスルー方式のPCR検査が韓国、米国などでも行われていることを受け、厚労省は「『ドライブスルー方式』のPCR検査が、いくつかの報道で紹介されています」とツイート。そして「新型コロナウイルス感染症にかかっているのではないかと心配される方が、PCR検査を受けるためには、医師の診察が重要です。『ドラブスルー方式』では、医師の診察を伴わないことが多いため、我が国では、実施しておりません」とつづった。

 現状の日本でのPCR検査までの手順についても説明し、「発熱した方が受診された場合、医師は診察で、患者の既往歴、年齢、症状、検査所見などを踏まえ、新型コロナウイルス感染症を疑うのか、他の疾患を疑うのかなどを総合的に判断して、新型コロナウイルス感染症を疑った場合に、PCR検査を実施します」とした。

 続けて医師の診察を伴う必要性についても「インフルエンザ等で発熱を起こす他の疾患も多いので、医師の診察を伴わない場合は、PCR検査の陽性的中率が低下します。また、新型コロナウイルスに感染している方が、誤って『陰性』と判断されてしまうケース(『偽陰性』と言います)も一定程度発生し、感染を拡大させてしまう可能性があります」と説明。「こういったことを踏まえ、現在我が国では、感染者との接触の有無や症状を踏まえた医師の判断に基づき、PCR検査を実施することとしています」と結んだ。

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