木村太郎氏 バッハ会長「IOCはWHOの勧告に従う」の意図…「悪者をWHOに」
ジャーナリストの木村太郎氏が15日にフジテレビ系で放送された「Mr.サンデー」(日曜、後10・00)に出演し、IOCバッハ会長が東京五輪の開催について「IOCはWHOの勧告に従う」と述べたことの意味を分析した。
MCの宮根誠司アナウンサーが東京五輪について「初めてトランプ大統領が言明して、観客なしで開催するより1年延期したほうがいいと」と発言を紹介。バッハ会長については、「WHOから大会の中止を求められた場合、IOCはWHOの勧告に従う」との談話を紹介した。
宮根アナは、安倍首相が14日の会見で述べた「予定通り開催したい」との言葉を伝え、小池東京都知事についても「中止ということはまずあり得ない」との談話を紹介した。
木村氏は「注目すべきはバッハさん。WHOの勧告に従うというのは、悪者をWHOにすればやめることができるという」とバッハ会長の意図を分析した。その上で木村氏は「僕はもう、やれる状態じゃないと思う」と開催に否定的な見解を述べ、「だってイギリスは統一地方選挙を1年延長したんですよ。アメリカも11月の大統領選挙をやれるかなって言ってる。そんな状況でオリンピックなんかできるわけがないですよ」と話した。
さらに木村氏は、東京五輪延期について「1年の延期はできないでしょう。来年の予定はみんな入ってる。できたとして2年後」との見解を示した。宮根アナは「来年は水泳と陸上の世界選手権がある」と補足した。