ラジオのニッポン放送が１８日、ビデオリサーチ社による２月度の「首都圏ラジオ聴取率調査」で、同局についての結果の一部を公表した。看板深夜番組の「オールナイトニッポン」（月～土曜、深夜１時）と「オールナイトニッポン０」（月～土曜、深夜３時）が、月曜から土曜日の平均で、全局中の同時間帯単独首位だったと発表した。「－０」では水曜のテレビ東京・佐久間宣行プロデューサーと木曜のＫｉｎｇ　Ｇｎｕ・井口理が深夜３時からの同番組としては異例の０・３％を記録した。

　ラジオ番組は２カ月に１度、それぞれのエリア内でどれぐらいの人に聴かれていたかが調査される（１２歳から６９歳までが対象）。今回調査の対象となったのは２月１７日から２３日で、「オールナイトニッポン」は、放送があった月曜から土曜の平均が０・５％、「オールナイトニッポン０」は同じく平均で０・２％だった。

　「オールナイトニッポン」各番組で見ると、最も高かったのは土曜日のオードリーで０・８％。台風特番に差し替えられた昨年１０月度の調査を除き、１６年２月度から２４回連続でＮＨＫを含む同時間帯での単独首位獲得となった。木曜日の岡村隆史は０・６％、水曜日の乃木坂４６は０・３％で、どちらも単独首位と発表された。

　深夜３時からの「オールナイトニッポン０」では、佐久間Ｐと井口の番組がともに０・３％を記録した。ニッポン放送の担当者によると、異例の高さだという。

　佐久間Ｐの番組には、以前自身が担当した子供番組「ピラメキーノ」に出演していた、はんにゃ・金田哲と、フルーツポンチ・村上健志が出演し、当時の超絶的な忙しさを振り返るトークに花を咲かせた。なお、佐久間Ｐが１８日から２１日まで４夜連続で担当した「東京ドリームエンターテインメント」は平均０・３％で全局中同時間帯で首位だった。

　井口の番組にはシンガー・ソングライターのａｉｋｏがゲスト出演しトークをしたほか、ａｉｋｏの代表曲「カブトムシ」を２人で歌った。美しいハーモニーがＳＮＳ上で話題になった。

　なお、井口の「オールナイトニッポン０」は３月いっぱいでの終了が発表されている。木曜深夜の同時間帯では４月からは「水溜りボンドのオールナイトニッポン０」がスタートする。