大阪-兵庫の往来自粛要請「兵庫は爆発的感染のリスクが高い」と吉村大阪府知事

 大阪府の吉村洋文知事は19日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、20日からの3連休に大阪府と兵庫県の行き来を自粛するよう、呼びかけた。同日夕、読売テレビ「情報ネットten.」に生出演した際に発言し、午後6時半、府庁で会見し、正式に表明した。

 兵庫県の井戸敬三知事も午後6時45分ごろ県庁で会見し、「不要不急の大阪やその他地域のとの往来、外出や会合を自粛してください」と呼びかけた。

 吉村知事は、テレビ番組で、国から自粛要請があったことを明かし、専門家の会議で、「大阪、兵庫、特に兵庫においては、一人が生み出す二次感染が1を超えている。これは、いつ爆発的な感染が起きてもおかしくない状況だと。兵庫はさらにそのリスクが高い」と指摘されたことを説明。

 「大阪、兵庫の行き来もやめてほしい」という意見が出たことを明かし、「僕からもこの3日間、3連休、大阪、兵庫の行き来はできるだけ控えてもらいたい、と。大阪府民の皆さん、兵庫県民の皆さん、不要不急の往来も自粛してください」と要請した。

 大阪、兵庫間は通勤で往来する人も非常に多い。仕事はどうするのか?の質問に「どうしても仕事なら、ケアをして行ってください。行楽とか別に無理に行かなくていい人は避けてください」と訴え。北海道など他地域との往来はどうするのか?には「基本的には大阪-兵庫。兵庫は数字上もリスクが高くなっている」と説明した。

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