坂本龍一 大島渚監督の姿に「怒鳴られてたのが今更ながら怖い」
音楽家の坂本龍一(68)が審査委員長を務めた「第1回大島渚(U+FA46)賞」の授賞式が19日、都内で行われ、坂本、故大島渚(U+FA46)監督の妻で女優の小山明子(85)らが出席した。
世界に挑戦した大島監督に続く次世代の才能を顕彰する新設賞で、最新作「セノーテ」などが評価された小田香監督(32)を選出。大島監督の座右の銘が刻まれたトロフィーを手渡し、「小田さんは既に世界に羽ばたいていて、日本という狭い場所でジタバタしてるんじゃない」と賛辞を送った。
坂本は大島監督の「戦場のメリークリスマス」(1983年公開)に主演し、音楽も担当。スクリーンに映った大島監督の姿に「顔を久しぶりにマジマジ見ましたが、この人に怒鳴られてたのが今更ながら怖い。あの時の感触がよみがえります」と懐かしんでいた。