蓮舫氏、自殺職員の手記読まずに「報告書と乖離なし」発言の麻生氏に「なぜ?」と苦言

 立憲民主党の蓮舫副代表が20日、ツイッターに新規投稿。森友学園への土地売却を巡る文書を財務省が改ざんした問題で、「すべて佐川局長の指示」と記して自殺した近畿財務局職員の手記が公開されたものの、麻生太郎財務相が再調査の考えはないことを示した際、その手記を「読んでいないから分からないが…」としつつ、調査報告書と「大きな乖離(かいり)がない」と述べたことを受け、「読んでないのに、なぜそう言い放てるのか」と苦言を呈した。

 訴訟と共に再調査を求める遺族に対し、麻生氏は「(自殺した職員の)手記に基づいて新たな事実が判明したとはまだ(その手記を)読んでないから分かりませんが、大きな乖離があるであろうとは考えていない」と、再調査を否定した。

 この発言に対し、蓮舫氏は「また、だ」と切り出し、「『読んでない』のに新たな事実がないとか乖離があるとは考えない、と何故言い放てるのか」と疑問を呈した。

 さらに、蓮舫氏は「老後2000万円必要との金融庁報告書も読まずに開き直った国会答弁だった」と因縁の出来事を回顧。昨年6月の参院決算委員会で、蓮舫氏の質問に対して麻生氏が「全体を読んでいるわけではない」と答弁し、蓮舫氏が「5分で(読み)終わる報告書を読んでいない」と批判していた。

 そうした経緯を踏まえ、蓮舫氏は「安倍総理答弁から始まった公文書改ざん、それで自殺をされた職員の遺書は読まずに終わらせるのか」と、「ご冥福を祈る」と述べながらも公開された手記を読まない姿勢を問うた。

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