「笑点」史上初の無観客収録 「緊張」の三平に好楽が「ダメ」出し
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、日本テレビの長寿番組「笑点」が史上初めて無観客で収録され、29日、その収録分が放送された。
番組冒頭、林家三平と三遊亭好楽が登場したVTRが流れ、三平が「好楽師匠、無観客ということで、ちょっと緊張してるんですけど」と話すと、好楽は「ダメだよ~、まだまだ君はダメダメ。(こっちは)慣れてる…」などと話し、笑わせた。
また、大喜利の冒頭では、司会の春風亭昇太が「初めて無観客大喜利ということになりました」と説明したが、シーンと無反応。昇太が「逆に言うと、目の前のお客さんを気にしなくていい。のびのびやってください」と笑いながら話すと、出演者から笑いが起こった。林家たい平は、「反応がない、ってのはやりにくい。無観客になれてる好楽師匠がうらやましい」とイジり、再び笑いが起こっていた。
たい平は21日に更新したブログで、収録の様子を伝え、「本日は笑点収録。コロナ対策として今回もお客様なしのスタジオ収録でした」として、いつもとは違う楽屋やスタジオの様子を伝えた。通常の観客席には長いすが置かれ、4人はかけられそうないすにマスクをした番組スタッフが1人だけ座り拍手。「スタッフのみんなが客に(笑)。間隔を空けて座って予防」と説明していた。