市川海老蔵（４２）の十三代目市川團十郎襲名を記念してフジテレビ系で今夏放送される特別企画本格時代劇ドラマ「桶狭間　ＯＫＥＨＡＺＡＭＡ～織田信長～」（仮）に、佐藤浩市（５９）と松田龍平（３６）が出演することが決まった。ともに海老蔵とは初共演となる。

　佐藤が演じるのは、油売りの商人から美濃の国主にまでのし上がった実力者で“マムシ”と呼ばれて恐れられた斎藤道三。海老蔵演じる織田信長と唯一の理解者と認め合う仲になる。佐藤は役作りの過程を「斎藤道三はいろいろ諸説がありますが、その諸説ある“怪しさ”をうまく、味わいとして出せればと思いました。監督とも話して、改まっているシーンをあえて崩したり、エキセントリックにしたり、でも決めるところはきちんと決めて、と。ビジュアルもちょっと特徴的になっています」と紹介した。

　松田が演じるのは、勇猛果敢な武将として知られる尾張の家老・柴田勝家。信長に真の頭領としてのカリスマ性を見いだし、忠誠を誓う。撮影の状況を「海老蔵さんとの共演をとても楽しみにしていました。撮影現場は海老蔵さんを“殿！”と呼びたくなってしまう。そんな活気のある現場です。そこには紛れもなく織田信長がいました」と振り返り「桶狭間という歴史に残る合戦。戦国時代を生きる織田信長と武将たちの命をかけた戦いをぜひお楽しみに」とＰＲしていた。