山本寛斎氏が急性骨髄性白血病を公表 「新たな挑戦」と前向き
世界的ファッションデザイナーの山本寛斎氏(76)が31日、自身のSNSで急性骨髄性白血病と診断されたことを公表した。
山本氏はインスタグラムに笑顔のサムアップポーズを投稿。そして「先月、急性骨髄性白血病との診断を受け、現在治療中です」と報告。「診断を受けた当初はとても驚きましたが、まずは入院生活を明るく楽しく過ごそうと思い、とびきりカラフルなパジャマを用意することから始めました」と英国を意識したタータンチェックのパジャマ、ユニオンジャックの帽子、カラフルなポスターが貼られた写真の意味を説明した。山本氏は昨年、ロンドンとスコットランドに出張してから「英国圏の文化に夢中」だという。
「今まで様々なことにチャレンジし続けてまいりましたので、今回のことも新たな挑戦と捉え、前向きに治療に励んでおります」と明るい山本氏らしい前向き投稿も。「病室での生活を余儀なくされた今、『元気』という言葉の意味を改めて考えています」ともつぶやいていた。
山本氏は1944年生まれ。71年に日本人として初めてファッションショーをロンドンで開催。それ以降、デビッド・ボウイ、エルトン・ジョンら世界的アーティストと交流が始まる。
74年から93年までパリ、ニューヨーク、東京コレクションに参加し、世界的デザイナーとして活躍。その後もファッション以外でもサミット会場のプロデュース、京成スカイライナー新型車両のデザインを手掛けるなど活躍の場を広げていた。