NGT運営を新会社に譲渡 支配人制度見直しで劇場支配人廃止
新潟を拠点に活動するアイドルグループ・NGT48の事業が、1日付けで株式会社AKSから、3月26日に新たに設立された会社「株式会社Flora」に譲渡されたことが同日、発表された。
「Flora」はNGT48運営のために設立され、資本や株主については今後、改めて発表されるという。代表取締役社長には、劇場副支配人だった岡田剛氏が就任する。
事業譲渡に伴い、グループ内で支配人制度の見直しを実施。劇場支配人制度を廃止し、これまで務めていた早川麻依子氏は3月31日付けで退任した。
NGT48では2018年12月、当時メンバーだった女優・山口真帆(24)が新潟市内の自宅で男性2人に暴行される被害を受け、19年1月にSNS等で告発。第三者委員会による検証なども行われたが、運営側と山口側の主張が異なり、溝が埋まらないまま山口は5月に卒業した。
その影響もあり、グループは昨年、約半年にわたり事実上の活動休止状態に。年間を通して新曲のリリースもできなかった。こうした事情を鑑み、「よりメンバーに寄り添う新たなまとめ役をメンバーから輩出し、運営とのコミュニケーション不足を解消させたいと考えております」と、メンバーの中で統括役を決定することも発表した。