宝塚雪組元トップスター・たかね吹々己 芸能界引退…甲状腺がん手術で覚悟決めた
元宝塚歌劇団雪組トップスターで女優のたかね吹々己(ふぶき、前名高嶺ふぶき)が2日、デイリースポーツの取材に対し、芸能界を引退することを明らかにした。
たかねは5月に甲状腺がんの手術を受けることになっているが、手術することによって、声帯をつかさどる神経が傷つくという。
「声が出なくなることはない」ものの、現在は歌の仕事が多いこともあり、「自分が納得するものをお客さまに届けられない。はっきりケジメをつけて、覚悟を決めないと、手術を受けられないと思いました」と、引退を決意したという。たかねは83年に宝塚入団。96年に雪組トップに就任し、97年に退団した。10~12日に京都府立文化芸術会館で上演される舞台「劇団とっても便利ミュージカル『美しい人』」が最後の仕事となる。