志村けんさん 最後まで視聴率男だった「追悼特番」瞬間最高27・3% 

 最後まで視聴率男だった。新型コロナウイルスによる肺炎のため3月29日に死去した志村けんさん(享年70)を追悼して、1日午後7時から9時までフジテレビ系で生放送された「志村けんさん追悼特別番組 46年間笑いをありがとう」が、平均世帯視聴率21・9%(関東地区)を記録したことが2日、分かった。

 瞬間最高は午後8時48分の27・3%で、志村さんと女優のいしのようこ(52)が「志村けんのだいじょうぶだぁ」でコントを演じる場面。番組を1分以上視聴した人数(重複者は除く)である「到達人数」は実に4072万6000人だった。

 番組では同局系「ドリフ大爆笑」、「志村けんのバカ殿様」、「だいじょうぶだぁ」などの名作コントを、ドリフの加藤茶(77)、仲本工事(78)、高木ブー(87)、コントで数多く共演したタレントの研ナオコ(66)、いしのようこらが振り返った。最後は加藤が弔辞を読み、泣き笑いで別れを惜しんだ。

 研は2日、公式ブログで「生放送のスタジオの中は、笑いでいっぱいでした。私も沢山、笑いました。けんちゃんも喜んでいるかなぁ。喜んでいるはずです。最後の加藤茶さんの弔辞では、出演者、スタッフの張り詰めた気持ちが涙となって溢れてきました。高木ブーさんのいう通りけんちゃんは生きています」と、特番を振り返った。(数字はビデオリサーチ調べ。到達人数は推計)

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