さだまさし、インスタで呼びかけ 強制力伴わない緊急事態宣言は「自由の国の証」
歌手のさだまさしが7日、インスタグラムで「『緊急事態宣言』に今思うこと」と題した文章を投稿し、共感の声が上がっている。
さだは月額制公式サイトに投稿した文章をそのままインスタグラムにアップ。普段は有料会員しか読むことができない文章だが、より多くの人に呼びかける意味を込めて、誰でも読めるインスタグラムに「全文」を掲載した。
さだはまず、医療従事者や、生活インフラに関わる「休むにも休めない」数々の仕事に従事している人々へ感謝を伝え、ミュージシャンを含めた、働くにも場所がない人へ「負けるな」とエールを送った。
そして日本での緊急事態宣言が強制力を伴わないことから「一見緩やかで、何も変わらないように感じるでしょうが、実はこれは日本が民主主義国家であることの証明なのです」と訴えた。
そして「『自由な国』である証なのです。誇りに思うべきことです。だからこそ守り抜きたいのです」とも強調。新型コロナウイルスとの戦いは「戦争」ともしるし、「しかし国同士が争う『戦争』と決定的に違うことはこの病魔との戦いは『私たち国民』の力だけで乗り越えることができる(また、乗り越えなければならない)ということです」ともつづった。
また「経済のことについて、行政について、あれこれ言って解決するものであれば、申し上げたいことは山ほどありますが、ここは涙を呑み、言葉を呑んでまずは危機の回避に力を尽くす時だと思います」とも呼びかけ。最後には「誤解を恐れずに言うなら、我々はこの新型コロナとの戦いに於ける『戦友』です。共に力を合わせて戦いに勝ちましょう!生き抜きましょう!母の命日の夜に」で締めくくられている。
かなりの長文だが、心を動かされた人は多く、湘南乃風の若旦那も「本当にそう思います」などコメント。他にも「医療従事者です。さださんのメッセージを読んで涙が溢れました」「心にすっと入ってくる言葉でした」「一緒に頑張りたいです」など300件を超えるコメントが寄せられていた。