大村知事、不仲説の河村市長から「電話あり、ご意見受け止めた」
愛知県の大村秀章知事が8日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」に出演。同県が全国5位の259人の新型コロナウイルス感染者が確認されていながら、政府の緊急事態宣言の対象7都府県に含まれていないことに「事態は切迫しており、宣言あるになしに関わらず、対応していかなくてはいけない」と述べた。
ネットでは「名古屋飛ばし」とも呼ばれているが、大村知事は「政府とは濃密に協議しているが、愛知県は2、3月に2つの大きなクラスターができてぐっとあがったが、3月末におさまり、その後一旦、入院者も減ってきた。感染者が倍になる倍化率も20日以上」と対象から外れた要因を挙げた。
ただし「事態は切迫しており、オールジャパンで受け止めて、対策していかなければいかない」「事態は緊迫度を増している。ひたひたと迫っており、県民の皆さんには緊張感を持って、行動自粛をお願いしたい」と語った。
今後、対象に入ることも「十二分にあるとの認識」とする一方、現状は「医療体制は確保している。軽症者の施設も準備している」とした。
前日に河村たかし名古屋市長が、同県を対象に入れるよう要請すると表明。大村知事と河村市長が「犬猿の仲」とも指摘されており、番組で足並みが揃っていないのではと聞かれた大村知事は「これは河村さんから昨日6時くらいに電話があり、そういうご主旨でした。要請したらどうかというご意見でしたので、しっかり受け止めている。いろんな声をいただいているので、政府と協議調整しています」と述べた。