東京地検は９日、ＮＨＫ契約者の個人情報を不正に入手、インターネット上に投稿してＮＨＫの業務を妨害したほか、東京都中央区議を脅したとして、不正競争防止法違反と威力業務妨害、脅迫の罪でＮＨＫから国民を守る党の立花孝志党首（５２）＝東京都港区＝を在宅起訴した。立花被告はツイッターに「念願の被告人になれました。裁判で争いながら放送法違反などを追及する」と投稿した。

　地検は不正競争防止法違反罪で、ＮＨＫの集金業務を請け負っていた会社の高久了元社員（２６）＝埼玉県川口市＝も在宅起訴した。

　起訴状によると、立花被告は東京都杉並区で昨年９月１４日、高久被告に、受信料契約に関する個人情報５０件を業務用端末に表示させてビデオカメラで撮影。同１１月、動画投稿サイト「ユーチューブ」に個人情報を投稿するなどしＮＨＫの業務を妨害したとしている。