藤井七段 無敗対決制す 王位戦挑戦者決定リーグ白組Vに王手

 将棋の藤井聡太七段(17)が10日、大阪・関西将棋会館で行われた第61期王位戦の挑戦者決定リーグ白組で菅井竜也八段(27)と対局。全5戦で3勝無敗同士の対決を制し、同組優勝に前進した。「落ち着いて臨めれば」という最終局に勝てば、紅組優勝者との挑戦者決定戦に進出する。

 新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が出る中、双方がマスク着用で対局した。愛知在住で大阪、東京が長距離遠征に該当する藤井七段の次局は、日本将棋連盟の決定で5月7日以降になる。「しばらく対局が空きますけど、実力をつけて次の対局に臨めれば」と話した。

 なお、約1カ月間の対局延期の影響で、7月19日に18歳を迎える藤井七段は、棋聖戦でチャンスを残す最年少タイトル挑戦(現記録=屋敷伸之九段の17歳10カ月24日)の更新がピンチになっている。

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