山田洋次監督、大林監督を悼む「彼の死を涙を拭いながら悲しんでいます」

 「男はつらいよ」シリーズで知られる山田洋次監督(88)が11日、「大切な、大切な友人を失ってしまった」と10日に亡くなった大林宣彦監督を追悼した。

 山田監督は「唯一無二のユニークな監督であり、戦争を激しく憎み平和を愛してやまない優しいアーチストだった」とコメント。「大勢の映画人と大林作品のファンとともに、彼の死を涙を拭いながら悲しんでいます」と同年代の監督の死を悼んだ。

 大林監督は「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」の“尾道3部作”などで知られた。2016年8月にステージ4の肺がんで、余命3か月の宣告を受けていた。葬儀・告別式は家族葬で執り行い、後日お別れの会を行う予定。

 また最新作「海辺の映画館-キネマの玉手箱」は4月に公開予定だったが、新型コロナウイルスの影響で、公開が延期となっている。

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