大林宣彦監督へ惜別の声…山田洋次監督「大切な、大切な友人を失ってしまった」
「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」など、出身地の広島県尾道市を舞台とした青春映画で知られる映画監督の大林宣彦(おおばやし・のぶひこ)さんが10日午後7時23分、肺がんのため東京都内の自宅で死去した。82歳。死去から一夜明けた11日、作品に出演経験のある芸能人からの悲しみの声がやまなかった。
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山田洋次監督「大切な、大切な友人を失ってしまった。唯一無二のユニークな監督であり、戦争を激しく憎み平和を愛してやまない優しいアーチストだった」
富田靖子(「さびしんぼう」主演)「監督に会いたいです。もう、握手をすることも気持ちをお伝えすることも出来ません。どんな言葉も、素通りしていきます。ただ、監督の作品に参加させていただいたことは私にとって、宝物です。大好きです」
原田知世(「時をかける少女」に主演)「在りし日のお姿を偲びつつ、ご冥福をお祈りいたします」
小林聡美(「転校生」にW主演)「大林監督は私の根っこであり、お日様でした。心よりご冥福をお祈りいたします」
尾美としのり(「転校生」にW主演)「残念です」
山崎紘菜(「海辺の映画館」に出演)「生前の監督の平和への願いやフィロソフィー。しっかり私の胸に宿っています。バトンはちゃんと受け取りましたので、安心して休んでください」
稲垣吾郎(「海辺の-」に出演)「僕にとっては最初で最後の出演となった大林監督作品を、監督にいただいた励ましのお言葉と共に大切にしていきたいと思います」
蓮佛美沙子(「転校生-さよなら あなた-」で主演)「心にぽっかり穴が空く、とはまさにこういうことなんだと、視界がはっきりしないような、受け止めきれない想いです」
高橋幸宏(「四月の魚」に主演)「監督。10日が新作公開予定でしたね。その日までは絶対、だったんですよね。監督との数々の思い出は僕の宝です」