コロナに負けるな!入場制限の中未来の名馬目指し力走 ばんえい競馬で若馬のレース
体重1トンもの大型馬が鉄そりを力強くひく北海道帯広市のばんえい競馬場で12日、デビュー前の若馬の調教状況やタイムを検査するレースが行われた。未来の名馬を目指して懸命に走る姿に馬主らが「行け!」「まだまだ!」と声援を送った。
検査では二つの坂を含む200メートルの直線を走り、制限時間内にゴールすることや、まっすぐコースを走ることなどが合格の条件となる。この日は156頭の2歳馬が出場。坂を越えられず座り込んでしまい失格となった馬もいた。新型コロナウイルス感染防止のため、馬主など関係者以外の観客の入場は制限された。
所有する牝馬が出場した北海道中標津町の宮田光男さん(72)は「坂を越えられるか不安だったが、無事ゴールしてくれてほっとした」と話した。