国会議員の歳費2割削減 それでも月額103万5200円
自民、立憲民主両党の国対委員長は14日、国会内で会談し、新型コロナウイルス感染拡大を踏まえ、国会議員歳費を当面1年間、2割削減する方針で基本合意した。与野党各党による協議の上、早期の法整備を図り、5月実施を目指す。自民の森山裕国対委員長は「非常に厳しい状況が続き、国民は苦労している。国会も国民と気持ちを一緒にすることが大事だ」と述べた。
歳費とは、議員活動に対する報酬で「国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律」に定められている。歳費月額は129万4千円(議長は217万円、副議長は158万4千円)で、2割削減されると103万5200円になる。
国会議員歳費を巡っては、2011年3月の東日本大震災後に半年間、特例法で毎月50万円削減。12年5月からの2年間も、消費税増税に向けて「身を切る」姿勢を示すとして削減した例がある。