乾燥大麻を所持していたとして大麻取締法違反の疑いで、アイドルグループ・ＨＫＴ４８の元メンバーで、住所不定のアルバイト、谷口愛理容疑者（２１）が１６日に逮捕されたことを受け、谷口容疑者が在籍当時にＨＫＴ４８チームＨのキャプテンだったモデルの穴井千尋（２４）が同日深夜、自身のツイッターで谷口容疑者への怒りをあらわにした。

　穴井は「ただただ悲しい気持ちでいっぱいです」と心境を吐露。その上で「引退後とはいえ、今も彼女を応援している方はいると思うし、そういった応援してくれていたファンの方々を裏切る行為であり、個人的に憤りすら感じます。正しく処罰されて、更生してくれる事を強く望みます」と、強い怒りとかつての仲間に対する無念の思いを示した。

　穴井は２０１１年１１月、谷口容疑者らとともにＨＫＴ４８に１期生としてデビュー。１６年７月に卒業した。１２年３月には結成されたチームＨの初代ャプテンに就任。同年８月、谷口容疑者ら５人の活動辞退が発表された際には「５人にも夢はあるのでそれを応援したいです。そして今回、キャプテンとしてまだまだ周りの状況に気づけてない部分がたくさんあると気づきました。悔しいです」と発言していた。

　谷口容疑者は、３月２６日午前１０時４５分ごろ、家族が住んでいる福岡市中央区のマンション一室で乾燥大麻０・０２５グラムを所持した疑いで逮捕された。関係者によると、ＨＫＴ４８の活動辞退は素行不良による実質的な解雇だった。

　その後、一時はグラビアアイドルとして活動したが、１６年以降は目立った活動はなく、最近は福岡市内のキャバクラで働いていた。同署によると、容疑を一部否認しており、発見された大麻は交際相手の男性が自宅に置いていったバッグの中に入っていたと主張している。