舛添要一氏 10万円に条件付けた麻生氏に「戦前なら2・26事件が起こっているのでは」

 厚労相、東京都知事を歴任した舛添要一氏が17日、ツイッターで、安倍晋三首相が前日16日に発表した国民一律10万円給付について、17日になって給付に条件を付けた麻生太郎財務相を批判した。

 舛添氏は国民一律10万円給付に対して「公明党の強い要請もあったが、全国に緊急事態宣言を拡大するための口実だったのか。あるいは、逆に全国を緊急事態にするために、全国民10万円に変更したのかもしれない。それでよいのか。泥縄式で、大戦略がないと批判したくもなる」と、厳しめに評価。

 その上で、「10万円の現金支給を決めたと思ったら、銀行口座が分からない、手を上げた人だけだと、訳の分からないことを閣僚も御用評論家も言っている。住民台帳があるし、マイナンバーもある。宛名記名の小切手を一枚郵送すればよいだけだ」と麻生氏を批判し、「ドケチで国民に支給したくないだけだ。この政府には命を預けられない」と、安倍政権を酷評した。

 さらに「支給が面倒だとか、申請方式にするとか、結局、元の木阿弥の議論をしている。財務省が高笑いしている」と、麻生氏の背後にいる財務相の存在を指摘。

 「戦前なら、『2・26事件』が起こっているのではないか」、「安倍政権の機能不全、ここに至れり」と、安倍政権の限界を訴えている。

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