テレ東らしい逆転の発想!在宅バラエティー誕生 コロナで収録中止も全員リモート出演
新型コロナウイルスの影響で収録が延期となり、大ピンチとなった出川哲朗(56)、IKKO(58)、みやぞん(34)による特番が、起死回生の別番組に生まれ変わった。外出自粛要請によりロケが困難となり、急きょ演者全員がテレビ電話でリモート出演する史上初(?)の番組が誕生した。テレビ東京系「割り込んでいいですか?」(25日前11・30、5月10日後4・00※25日は関東ローカル)で、出川ら3人とゲストたちが画面越しの共演。感染拡大を防ぐため増加しつつあるリモート出演の究極系を実現した。
テレ東らしい逆転の発想で、異色の番組が誕生した。
「割り込んでいいですか?」は、前代未聞の在宅バラエティー。当初は出川、IKKO、みやぞんの3人で「即日配送 おじさん便」というゴールデン特番を放送するはずだった。ディレクターが一般の人に「大切な人に贈りたいもの」を取材し、出川ら3人が届ける趣旨だったが、収録を予定していた4月6日の約1週間前となる3月27日に小池百合子都知事による外出自粛要請が出たことで急変…。2月上旬からディレクターが200人弱に取材し、特注のワゴン車まで用意していたのに収録が取りやめとなってしまった。
番組は延期。3人のスケジュールもバラしか…と思われたが、せっかく身体を空けてもらっているのだから、何かやろう、と緊急の企画会議を開催。2月からリモートワークを推進し、早い段階からコロナ対策を進めていた同局ではテレビ電話での会議が増えており「もう“在宅バラエティー”と銘打って、家や仕事場から番組を作ろう!!」と急きょ別番組が動き出した。
出川は所属事務所、IKKOとみやぞんは自宅から出演。それぞれ不測の事態に備えてスタッフが1人同行するだけで、使用するのはパソコンとマイク、カメラのみ。3人をつないだテレビ電話に、ギャル曽根、よゐこ・濱口優らゲストが「割り込んでいいですか?」と顔を出し、おうち時間の有効技を披露する。
回線トラブルで会話がかみ合わないリアルなバタバタ感も、スタジオ収録では起こりえない、この番組の味。収録を終え、出川は「企画変更の内容を聞いて…なんじゃそれ…できるわけねえじゃん!って思ってたけど…ごめんなさい!めっちゃ面白いね!これいいね」と大興奮だった。