ジャッキー吉川さん死去 ブルー・コメッツ「ブルー・シャトウ」大ヒット ビートルズ前座も

「ブルー・シャトウ」の大ヒットで知られるグループサウンズ「ジャッキー吉川とブルー・コメッツ」のリーダーでドラムス担当のジャッキー吉川(本名板岡公一)さんが死去していたことが21日、分かった。81歳。東京都出身。

 事務所関係者が、群馬県内の自宅ベッドで亡くなっている吉川さんを発見した。最近はずっと体調がすぐれなかったという。

 1938年8月1日生まれ。高校2年生の時に見た映画「グレン・ミラー物語」で、米ジャズドラマーの大物ジーン・クルーパに憧れてドラムを始めた。法政大2年の時に鹿内タカシ(現孝)&ブルー・コメッツのバンドボーイとなり、61年に正式メンバーに。鹿内の米国留学を機にリーダーとなった。

 66年、ザ・ビートルズの日本武道館公演に前座で出演。67年に発売した「ブルー・シャトウ」が大ヒットし、日本レコード大賞を受賞。NHK紅白歌合戦にも出場した。同年、故美空ひばりさんの大ヒットシングル「真っ赤な太陽」にバックバンドとして参加している。また、米国の人気テレビ番組「エド・サリヴァン・ショー」にも出演した。

 ブルコメは2000年に井上忠夫(大輔)さんが死去したが、01年から活動を再開。吉川さんは17年にテレビ朝日「徹子の部屋」に出演した際、くも膜下出血での闘病から復帰したことを明かしていた。

 主なヒット曲に「青い渚」、「北国の二人」、「さよならのあとで」など。著書に回想録「ブルコメは永遠に」(00年)がある。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス