ミッツ “隠れコロナ”問題提起 PCR検査受けられず自宅療養
タレントのミッツ・マングローブ(45)が、新型コロナウイルス感染が疑われる体調不良のため自宅療養していることが21日、分かった。ミッツは火曜レギュラーを務めるフジテレビ系「バイキング」(月~金曜、前11・55)を欠席。番組にコメントを寄せて、発熱、せき、味覚異常などの症状があったが、体温が37・5度以上にならないためPCR検査を受けることができていない現状などを公表した。
不安ともどかしさがにじみ出た。ミッツは「バイキング」の番組に寄せたコメントで、自身のように「コロナっぽい状態の人」が普段通りに行動している可能性を指摘。“隠れコロナ”の人々に注意を促すためにも「現状を公表することにしました」と説明した。
体調に異変を感じたのは10日。通常35度台後半の体温が37・1度となり、以降は微熱が続いた。13日にせきが出始めて一時は味覚もなくなったため「新型コロナの検査を受けるのが妥当と判断しました」と決意。しかし、肺炎の兆候がなく、体温は一度も37・5度以上に達していないため、検査にはいたらず。21日現在も、せきと倦怠(けんたい)感があるという。
自身も当初、マネジャーに発熱を伝えることを一日ためらったと告白。「『とりあえず様子をみよう』という判断と『言ったらいろいろ大変になりそうだ』という逡巡(しゅんじゅん)がその空白を作ってしまいました」と正直に明かした。
7日の緊急事態宣言後は、19日のニッポン放送出演など、仕事はすべてリモートで、現場に出たのは4日が最後、人との接触も7日が最後。所属事務所によると、かかりつけ医と毎日相談しながら、10日からは自宅で療養しつつ、執筆などを続けているという。
新型コロナではない可能性もあるが、感染していたとしても、このままPCR検査を受けられないまま症状が回復する可能性もある。そんな状況に「私のような“非公式”な状態でいる人達が今後どのようにして『完治』『復帰』を決めればいいのかというのも考えていかなければ」と懸念を示した。