岡江久美子さん コロナ感染公表しなかった理由「入院したけど元気に」と言えれば…
女優の岡江久美子さんが新型コロナウイルスによる肺炎により23日朝、都内の病院で亡くなった。63歳。同日夕、所属事務所の副社長が都内の自宅前で取材に応じ、岡江さんの夫で俳優・大和田獏(69)とは容体が急変した6日を最後に会えていなかったことを明かした。感染を防ぐため、家族は遺体にも対面できず、遺骨になって戻ってくるのを待つことになる。
岡江さんは今月3日に発熱し、しばらく4~5日様子をみるように指示され、自宅療養していたが、6日朝に急変し、緊急入院。すぐにICUで人工呼吸器を装着。副社長の中田美香氏によると、肺炎の症状があり、高熱で息も苦しい状態だったそうで、PCR検査を受け、新型コロナ陽性と確認された。
感染を公表しなかった理由について、中田氏は「あえて公表する必要もなかった。仕事をキャンセルする必要もなかった。(復活してから)『コロナになって入院したけれど、元気になって戻ってきたよ』と言えればよかったと思ってました」と涙声で話した。
中田氏が最後に岡江さんと会ったのは3月下旬。いつも健康に気をつかっている人で、変わらずに「元気」だった。手洗い、うがいなどのコロナ対策もしっかりやり、「(コロナに)気をつけなきゃね」と話していたという。
あまりの突然の別れに「事務所も家族も受け止めきれていない」と、沈痛な面持ちだった。