大和田獏、最愛の妻岡江さん失った…「悔しくて 悔しくて」

 83年に婚約発表した大和田獏(左)と岡江久美子さん
「いい夫婦 パートナー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた大和田獏、岡江久美子さん夫妻=13年11月
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 女優の岡江久美子さんが23日、新型コロナウイルスによる肺炎のため、都内の病院で死去した。63歳だった。夫で俳優の大和田獏(69)は、所属事務所を通じ、長女で女優の大和田美帆(36)と連名で「今はただ残念で信じがたく、悔しくて悔しくて他は何も考えられない状態です」と無念のコメント。芸能界きってのおしどり夫婦と評判だっただけに、最愛の妻を失ったショックは大きく、取材対応もできない状態だという。

 事務所関係者によると、大和田が岡江さんと生前最後に会ったのは、今月6日の入院直前。その後も容体については随時聞いていた。わずか2週間で天国に旅立ってしまった岡江さんの遺体と、大和田は感染防止策を取った上で対面することができたという。

 2人は1983年に結婚。交際のきっかけは、ともに出演していたNHKのクイズバラエティー「連想ゲーム」での出会いだった。岡江さんは83年結婚と妊娠を期に番組を“寿降板”。同年8月に長女の美帆が誕生した。

 大和田の本名は「芳朗」だが、家で岡江さんは大和田を「獏ちゃん」と呼んでおり、美帆は12歳まで、父の名が「獏」だと思い込んでいたという。夫婦仲も家族仲も良好で、結婚30周年の2013年には「いい夫婦 パートナー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。

 当時、岡江さんはTBS系の朝の情報番組「はなまるマーケット」に出演。大和田は09年まで、テレビ朝日系の昼の情報番組「ワイド!スクランブル」のメーンキャスターを務めており、夫婦が別局でともに人気情報番組の司会を務めるという異例の状況。そんな中でも夫婦は互いに献身的に支え合っており、岡江さんは授賞式で大和田に「いつも協力してくれた」と感謝を伝えていた。

 大和田は体調こそ崩していないものの、妻を失ったショックは大きく、自宅で打ちひしがれた様子で遺骨が戻るのを待っているという。「今はただ残念で信じがたく、悔しくて悔しくて他は何も考えられない状態です。どうかそっと送って頂きたいと願っています」「皆様、コロナウイルスは大変恐ろしいです。どうかくれぐれもお気をつけください」。娘と連名で発表したコメントに、悲痛な思いがにじみ出ていた。

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