「アベノマスク」未配分回収へ 不良品目立つことで
新型コロナウイルスの感染防止策として政府が配る布マスク、いわゆる“アベノマスク”に汚れがあった問題で、厚生労働省と納入元の企業2社は24日までに、全世帯向けの未配布分のマスクを回収すると明らかにした。
また、配布済みの布マスクにも不具合があるとの連絡が厚労省に複数寄せられていることが判明。納入元は未配布分の回収を急ぎ、同省は配布済みのもので不良品があれば交換するとしている。
厚労省によると、全戸向けや妊婦向けなどの布マスクの生産国は中国とベトナム、ミャンマーの3カ国で、納入元は興和(名古屋市)と伊藤忠商事、マツオカコーポレーション(広島県福山市)など。不良品は興和と伊藤忠の納入分で見つかっており、2社は未配布分の回収を始めた。