イタリアの女性、症状なく50日陽性 医師らが「異例の長さ」として注目
伊ボローニャで新型コロナウイルスに感染し、発熱やせきなどの症状から回復して50日以上経過したにもかかわらずウイルス検査で陽性のままの女性がいることが分かった。医師らは異例の長さだとして注目し、女性は自宅での隔離生活が続いている。地元メディアが23日までに報じた。
20代前半の学生ビアンカ・ドブロユさんは2月28日に40度以上の高熱が出て入院。数日で熱が下がり元気になったといい、間もなく退院したが、その後のウイルス検査で陽性の結果が出続けている。同居する母親は複数回検査を受けたが、いずれも陰性だった。
治療に当たった病院の医師は「把握している限りこれほど長期間、陽性だったケースはない」と話している。