俳優の木村拓哉（４７）が２５日、所属するジャニーズ事務所の公式ＹｏｕＴｕｂｅチャンネルで、新型コロナウイルス感染拡大を受けた医療従事者からの手紙を朗読した。

　木村が２０１７年１～３月に外科医役で主演したＴＢＳ系ドラマ「Ａ　ＬＩＦＥ～愛しき人～」の監修に携わった医師との縁がきっかけで実現。医師と連絡を取り合う中で「僕らが耳にしているイメージと、医療現場のイメージにギャップがあるなと思ったんです」とし、「同じく医療従事者の中でも世間のイメージとのギャップを感じられているそうで、お手紙という形で医療現場の声をいただくことになりました」と経緯を説明した。

　医師１人、看護師２人、医療事務１人の計４人の手紙を紹介。医療崩壊寸前にある医師からは、不要な外出への警鐘や、周囲から向けられる目に対する不安やジレンマが、看護師からは、すべての患者に対して最善を尽くしながら、限られた医療資源を公正に配分することの難しさが、医療事務従事者からは、専門職以外でも覚悟をもって勤務しており、リスクを負っているという心の叫びが届けられた。

　木村は「一言で医療従事者と言っても、本当にとても多くの方が関わっていて、この状況の中働いてくれているという現状があります。皆さんいろんな気持ちを抱いた上で、葛藤しながら頑張ってくれています、本当にありがとうございます」と感謝。「ステイホーム、ステイポジティブ。木村拓哉でした」と約９分半の放送を締めくくった。