ウイルス研究専門の北村教授、来年の東京五輪通常開催を「0%。あり得ません」と断言
ウイルス研究の専門家である長野保健医療大学の北村義浩特任教授が26日、TBS系バラエティー番組「アッコにおまかせ!」(日曜、前11・45)に出演。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて来年に延期された東京オリンピック、パラリンピックについて、来年の通常開催の可能性は「0%」と断言した。
リモート出演したタレント・陣内智則(46)から、来年の五輪について質問を受けた北村氏は「言ってしまいますが、来年、通常開催は0%。あり得ません」と明言。MCの和田アキ子(70)から「生放送で全国ネットで、こんなにきっちり言っちゃっていいんですか?」と突っ込まれると「怖いですね。言っちゃいましたけど、私の考えです」と苦笑いしながら回答した。
これに和田は「みんな口に出して言えないけど、無理だろうなと思ってると思います」と追随。北村氏は続けて「通常開催はだめだけれど、無観客のものだったらひょっとしたらできるかも。また、ワクチンやアビガンのようないい治療薬ができれば、何らかの形で、限定的であるとは思うけど、実行できないものでもない」とし、「日本だけ良ければ実施できるってものじゃないので」と、世界全体での終息が求められるとした。
また、陣内から緊急事態宣言の期間についても問われ、「5月の6日に日本全国一律に解除されることも、これも0%。あり得ません」と再び断言。解除の目安として3項目を挙げ、「1つは、どのくらい皆さんが自粛を頑張るか。2つ目が、感染者、陽性者の減り具合。3つ目は、医療機関に余裕ある状況。この3つがそろわないと解除は難しい」と分析した。