妊婦用アベノマスク「残り1社」は「ユースビオ」 福島党首が文書公開
新型コロナウイルス対策で政府が配布している布マスク(俗称アベノマスク)に関連し、妊婦向けに配布されたマスクの製造企業4社中1社だけが公表されていなかった件で、社民党の福島瑞穂党首が27日、厚労省から「残り1社」を記した文書が届いたとして、SNSで公表した。
福島党首は「厚労省マスク班から、妊婦向け布マスクの配付予定枚数、予算額、製造企業名に関する文書が届きました」として、党外文書を公開した。
文書では、配布予定は「1100万枚」で、補正予算案では妊婦向け布マスク配布の予算として「約28億円を計上している」としている。そのうえで、「製造した企業名」として、これまでに公表していた伊藤忠商事、興和、マツオカコーポレーションの3社に加え、新たに「株式会社ユースビオ」を記載した。
これまで厚労省が3社を公表しながら、「残り1社」を明かさなかったため、ネット上などで「あらぬ疑念」を生む結果を招いていた。