アベノマスク「残り1社ユースビオ」公表…案の定、ネット部隊出動騒ぎ
新型コロナウイルス対策で政府が配布している布マスク(俗称アベノマスク)に関連し、妊婦向けに配布されたマスクの製造企業4社中1社だけが公表されていなかった件で、社民党の福島瑞穂党首が27日、厚労省から「残り1社」が「株式会社ユースビオ」であると記載された文書が届いたとして、SNSで公表した。菅義偉官房長官は同日の会見で、「ユースビオ」の名前を明かした。
配布マスクに関しては異物混入や汚れなどの苦情が相次ぎ、回収騒ぎも発生する中、厚労省が3社を公表しながら、「残り1社」を明かさない対応をとったため、ネット上などで「あらぬ疑念」が噴出する騒動にも発展していた。
菅官房長官は、この日、最近に改めて確認したところ「ユースビオ」からの納入分も妊婦用に配布された確認がとれたので公表した、と説明した。
ただし、「1社」だけを一時非公表としたことで、注目が集まってしまい、ネット上では「ユースビオ」がトレンド上位に急伸。企業側にとっては迷惑なことだろうが、案の定、ネット部隊が出動し、未確認情報が錯綜する騒ぎとなっている。