赤江珠緒アナ肺炎で入院していた コロナで自宅療養中に再検査 手紙で公表
新型コロナウイルスに感染し、自宅療養していたフリーアナウンサーの赤江珠緒(45)が、再度の検査で肺炎と診断され、23日深夜から都内の病院に入院していることが29日、分かった。パーソナリティーを務めるTBSラジオ「たまむすび」(月~金曜、後1・00)に手紙を寄せて公表した。現在は快方へ向かっているという。心配される一人娘(2)は、先に感染が判明して入院後、27日に退院した夫と自宅で過ごしているという。
赤江が番組に寄せた手紙によると、15日の発症から37度5分ほどの熱が続き、味覚障害と多少の胸の痛み、せきはあったが、レントゲン検査で肺炎症状も見られず、血液検査の数値もさほど悪くない軽症とされ、陰性の娘と自宅療養に。その後、医師の勧めでレントゲンと血液の再検査の結果、肺炎と診断され即入院になったという。
隔離を強いられ、家族らに子供を預けられない未知の病。赤江は、先に感染が判明したテレビ朝日社員の夫は40度近い高熱が続いて早々に入院し、肺炎の重症化で一時、深刻な事態になりかけたと打ち明けた。1人で娘の面倒を見るために、解熱剤でしのいでいた日々を「子供が居ると、昼間に眠ることなどは不可能なので、それは正直、結構きつい状況でした」と告白。玄関先に友人らから届けられる支援物資や宅配で生活を維持していたことも明かした。
感染判明後、娘と過ごした約10日間の隔離生活で、自身の症状が悪化しているかの判断は難しく、自宅療養継続に傾いていたという。「今は症状が落ち着いていますが、あのままにしていたらと思うと少し怖いです」と本音を吐露した。
夫の陽性が判明した際に、両親が罹患(りかん)した場合、子供はどうするのか-という問題提起をしていた赤江。その懸念は現実になったが、娘について「相変わらず元気です。元気すぎて病室で体力を持て余していました」と報告。現在は回復した夫と自宅で過ごしているという。
娘を持つ親として、大阪府が打ち出した『保護者が感染し、陰性の子供の養育に困った場合、府内の児童相談所が一時保護し、子供は府内の宿泊施設で預かる』という方針にも期待を込めた。
赤江の容体について関係者は「微熱と多少の胸の痛み、せきはあるが、大きな問題はない」とした。「医療従事者の皆さまのおかげで、私も快方に向けて進んでおります」。コロナに打ち勝った赤江の明るい声を、誰もが待ち望んでいる。