辛坊氏、首相の「前広」発言に「丸広百貨店」思い出す…官僚用語「意味わかんねえ」
キャスターの辛坊治郎氏が30日、ニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」に出演し、前日の国会答弁で安倍晋三首相が使った「前広に」という言葉に「丸広百貨店を思い出した」と自身が育った埼玉県にあるデパートの名を挙げ、「意味わかんねえし」とテレビに突っ込んだことを明かした。
辛坊氏は、トークの中で「誰何」という言葉を使い「誰何といってもSuicaじゃない」「戸惑うよね。ラジオで言うとあなたは誰?と浮かぶ人もいれば…浮かばないじゃない?」と伝わりづらい言葉があると指摘。
そして「それで言うと、昨日の国会答弁見てて、安部さん。僕は安部さんは是々非々で一部メディアのように何を言ってもけなすとかはしないが、昨日のは見ていて『おいおい』と思ったのは、聞いたことのない日本語つかったんだよ」と、学校9月始業に対し「前広で」と語ったことを挙げた。
「前広、俺らは絶対に使わない」とも語り「官僚用語があるんですよ。それでいうと全体とかのことを大宗(たいそう)という言葉を使うけど、我々が効いたらラジオ体操しか思い浮かばない。でも官僚用語としてはごくごく一般的で誰でも知ってる言葉」と“官僚用語”の一部を説明。
「前広」もまさに官僚用語だといい、辛坊氏は「前広って聞いて何を思い浮かべたかというと、丸広百貨店。埼玉の人しかわからないだろ」と自身が育った埼玉に9店舗ある百貨店名を挙げた。
そして「こんなとこ間違えて。『前向き』と間違えていると思った」というが、やはり「前広」と言っていたことが分かり「総理大臣たる者、自分しゃべった言葉がどれだけの人が理解できるか。目の前の政治家は理解できるかもしれないが、国会中継、日本全国の人が聞いていて漢字を思い浮かべて意味思い浮かぶ人はいない」「意味わかんねえし、私は思わずテレビに思わず突っ込んでしまいましたよ」と語っていた。