吉村知事 パチンコは「ギャンブル、依存症。規制を」
大阪府の吉村洋文知事が1日、大阪府庁で会見し、隣県の兵庫県が同日、休業要請に応じないパチンコ3店に新型インフルエンザ対策特別措置法に基づき、全国初の休業指示を出したことについてコメントした。
特措法に基づき、全国で初めて休業要請に応じない店名を公表したパチンコ店すべてが4月30日までに、休業。吉村知事は「様々な事情がある中でご協力を頂いたということに感謝申し上げたい」「(店名公表は)強権だ、強権だ、(逆に客が押し寄せて)密を集める、とか言われましたけど、結果はこれです」と述べていた。
1日の会見では、「府民が兵庫県に(パチンコのために)遠征している話があるが」と質問が出た。知事は「ぜひ、府民の皆さん、越境(パチンコ)は控えていただきたい。そこ(そこまですること)に依存症の問題がある。結局、これはギャンブル。ギャンブルとして規制を」「(パチンコは)依存症じゃないですか。ギャンブルであることを認めた上で規制していく(ことが必要)」と改めて訴えた。
吉村知事はこれまでにも、国がパチンコをギャンブルと認めず、賭博ではなく「遊技」として位置づけ、何ら規制のない現状を問題視してきた。