ナイナイ岡村、風俗発言をラジオで生謝罪 矢部、85分間公開説教「甘えてる」

 お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史(49)が1日未明、レギュラーを務めるニッポン放送の「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」(木曜、深夜1・00)の生放送に出演。新型コロナウイルスの感染拡大と風俗をめぐる発言などについて「特に女性のみなさんに不快感を与えたことを心から謝罪させていただきます」と謝罪した。2時間の番組中に、岡村は「申し訳ない」を35回繰り返すなど謝り続けた。相方の矢部浩之(48)も出演し“公開説教”した。

 放送開始の深夜1時。岡村は震える声で「緊急事態宣言が日本全国に出されている状況で、リスナーの方もそうでない方も、多くの人が不自由な生活、苦しい状況である中で、大変失礼な発言をしてしまいました。経済的な問題で生活が苦しくて、やむを得ず風俗業に就く方がいらっしゃることへの理解や想像力を欠いた発言をしてしまいました」と切り出した。ひたすら謝罪を続け、NSC時代の恩師から「笑わすことより、リスナーに寄り添うことがいいんじゃないか」と電話で叱咤(しった)されたことも明かした。

 午前1時35分頃には、矢部が「お前、やってもうたな」と乱入すると「ナインティナインの緊急事態や。公開説教をしようと思う」と宣言した。「甘えている」「逃げ癖がある」「根本に女性を敵視している」「50(歳)が風俗ネタに逃げてもウケへん」などダメ出しを連発し、「お前、性格を変えろ」と通告。さらに「結婚したらどう?」と問いかけた。2010年に岡村が体調不良から休業したことにも触れ「復帰して周りが優しくなって、もっとぬるま湯になった」と指摘した。

 その間、岡村はか細い声で「申し訳ない」「反省している」と続けるのみ。放送中に「申し訳ない」を35回、「ごめんなさい」を12回、「反省」を8回繰り返した。

 それでもラストは2人は「わーわー言うとります。お時間です」と声をそろえ、2014年までのコンビでの同ラジオで親しまれた挨拶を“復活”させた。コンビの絆を印象づけ、わずかに前を向いた。

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