新型コロナウイルスによる肺炎のため３月２９日に死去したタレント・志村けんさんが、１日放送のＮＨＫの連続テレビ小説「エール」（月～土曜、前８・００）に登場した。

　オープニングで「志村けんさんは３月にお亡くなりになりました。謹んで哀悼の意を表します」というテロップとともに、志村さんの名前と役名を紹介。日本作曲界の重鎮役として、ドラマの最後を「本物かまがい物か、楽しみだね」と静かな迫力を込めたセリフで締めくくった。直後の「あさイチ」（月～金曜、前８・１５）では、近江友里恵アナウンサー（３１）が「ちょっとびっくりしちゃいましたね、最後…」と感極まり、涙を浮かべた。

　ＮＨＫは同日、志村さんに撮影時に行ったインタビューなどを公開。志村さんは「つい何かしたくなっちゃう」と“芸人魂”もかいま見せつつ、「いつもの志村けんらしくない、こんなこともやりますよってところを見てもらえれば、うれしいね」と語っていたという。