尾木ママ 政府の3学年優先登校案を批判「成長に影響しかねません」

 尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏(73)が2日、公式ブログを更新し、萩生田光一文部科学相が前日1日に示した小学1、6年生と中学3年生の優先登校案を批判した。

 萩生田文科相は1日の閣議後記者会見で、新型コロナウイルスの影響で学校の休校が長期化していることから、登校させる際は小1、小6、中3の3学年を優先させる案を選択肢として示すことを明らかにしていた。

 尾木氏は「1年・6年・中3優先登校を政府が指示してはダメ」と題した投稿で「文科省の学校再開方針は明日の憲法記念日を憲法理念からみると【全ての子どもは教育を受ける権利がある】原則に反していますよ」と指摘し、「学校再開するなら分散登校は全校対象が当たり前です」と主張した。

 「最も憲法守るべき政府が 緊急事態であり きっと現場からの要望もあったのでしょうが、、原理・原則外さないで奮闘していただきたいと思います」と政府に苦言を呈し、「現に全校生徒を分散登校で安全面確保しながら再開目指している学校もあります 子どもたちをひいきして、差別、選別するような登校方法は再考した方が 子どもたちの成長に影響しかねません」と訴えている。

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