ラジバンダリ西井 アビガン使わず回復 ICUに5日間
新型コロナウイルスに感染し4月27日に退院したタレントのラジバンダリ西井(44)が2日、テレビ朝日系「中居正広のニュースな会」に電話出演し、入院中にアビガンの投与はなかったと明かした。
番組では電話インタビューで西井の発症から回復までの経過を取り上げた。西井は入院して即、ICU(集中治療室)に入った。自身に処方された薬について「症状に合わせたものをいろいろと処方してもらっていました」と説明。フリップには解熱剤、鎮痛剤、整腸剤、せき止めなどを使ったことが補足された。
注目されているアビガンの処方を中居から尋ねられると「僕はアビガンは使っておりません」と返答。中居から「使わずに熱は下がったんですか」と問われると「ICUの2日目とかは、せきもあり、熱も39度ぐらいありました」と熱が続いたことを明かした。ICUでは酸素吸入のほかに、心電図をつけて血中酸素濃度を測り、数値を常にモニタリングしていたという。
電話出演した医師は西井の当時の状況を「重症化するギリギリ前の状態」だったと推察。5日間でICUを出られたのは「対症療法としてアビガンは使われなかったかもしれないが、ICUに入って一番良かったのは酸素を投与されたこと。適切な点滴、酸素投与が良かった」と解説していた。
西井は4月3日に発症。全身が骨折したような痛みや倦怠(けんたい)感、41度の発熱症状に襲われた。発症から6日目に入院して即、ICUに入り5日間を過ごし、発症から25日目に退院した。