平野啓一郎氏 緊急事態条項を盛り込むことは「いかに危険か」…政権こそ変えるべき
芥川賞作家の平野啓一郎氏が3日、ツイッターに新規投稿。安倍政権が改憲して緊急事態条項を盛り込むことは「いかに危険か」などと投稿した。
平野氏は、東京都立大学の木村草太教授が同条項について、「憲法秩序を一時的に破壊する」などと指摘した記事を引用し、「まったくその通り」とツイート。
「今の政府が独裁的な権力を持っていたら、どんなに恐ろしいことになっていたか。寧ろ、改憲して緊急事態条項を盛り込むことが、いかに危険か、身に染みて感じたはず。政権をこそ変えるべき」と安倍政権を変える必要があると訴えた。
緊急事態条項は、自民党が2年前にまとめた改憲案4項目に入っている。大規模災害や武力攻撃、テロなどの緊急事態発生時に、政府の権限を強化して例外的な措置を講じる規定。私権が制限できる強い権限が政府に与えられる可能性が高い。