ジャニーズ事務所の社会貢献・支援活動「Ｊｏｈｎｎｙ’ｓ Ｓｍｉｌｅ Ｕｐ！ Ｐｒｏｊｅｃｔ」の、新型コロナウイルス感染治療の最前線に立つ医療従事者に物資を届ける活動で、日本航空がこのほど、防護服１万枚について北京からの輸送を無償協力した。成田空港のＪＡＬ貨物ビルで、嵐・相葉雅紀（３７）が代表して受け取った。

　懸命に力を尽くす医療現場への応援が進んでいる。このほど、重さ４トン、段ボール４００箱に相当する防護服１万枚が空輸で到着。積み荷を前に「このたびは輸送のお手伝いいただき、ありがとうございました」と輸送協力に感謝を表した相葉は、医療従事者に向けて「現在医療の最前線で自らの危険を顧みず従事されている皆さま。このような大変厳しい状況の中で皆さまの責任感が今を支えていることと思います。防護服を皆さまの元へお届けいたします」とメッセージを送った。

　４月末には中国から船便で防護服２万３０００枚が到着。医療用マスクや、国内生産の抗菌マスクなども続々と集まっている。当初予定していた防護服計３万３０００枚、マスク５０万枚の他、アイソレーションガウン（感染予防衣）５万枚と、三層マスク２３万枚も追加手配。計３億３０００万円に相当する。

　ジャニーズ事務所の公式サイトでは医療関係者に向けた物資の申し込み受付を開始しており随時、現場に届けている。コンサート会場への機材運搬用トラックがフル稼働中だ。

　東京医科歯科大医学部付属病院では、ホームページで防護服１０００枚とマスク３６００枚が届けられたことが報告され、同事務所の「私たちの気持ちが伝わりますように。お届けしたものが皆様のお役に立ちますように。どうかくれぐれも御身大切にしてください」とのメッセージと共に紹介されている。