東京、感染すでに10万人以上の可能性…「ゴゴスマ」後藤医師 岩手も「ゼロでない」
4日のTBS系「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」で、専門家として出演した愛知医科大学病院の後藤礼司医師が、新型コロナウイルス感染歴のある人数に関して、東京では現在の感染者4500人の「20倍から25倍いる可能性はあります」と指摘。現場の医療では「すべての人がコロナ疑いと思って、やれることをやっています」と語った。
番組では、神戸市で外来患者を対象にした抗体検査で約3%が抗体を保持していたことを示し、神戸市民約4万人が感染している疑いがあるとのデータが出たことが紹介された。後藤医師は、「人の活動が活発で、都心部に人があつまる所は、無症候性は多くなる」とし、東京の場合は、すでに感染判明者の20~25倍に感染歴があるとの見方を示した。
現場では、感染者の濃厚接触者として検査を受け陽性となった家族について、「肺炎が一切ない、熱も37・5度を超えていない、症状ないまま1週間」というケースもみられるとし、「これがちまたにあるという話」と説明した。
このため感染判明がゼロの岩手県については、「僕はゼロだと思ってません。調べきっていないだけで、無症候の人はたくさんいらっしゃいます。ほかの日本の人が岩手県にひとりも行ってなければゼロをキープできるかもしれないが、必ずいます」と指摘した。