吉村知事 病床使用率と陽性率を重視…緊急事態宣言の解除基準「大阪モデル」
吉村洋文大阪府知事が4日、テレビ朝日系「報道ステーション」に中継で出演した。安倍晋三首相が会見を開き、緊急事態宣言を5月31日まで延長したことについて、どのような状況になれば解除していくのかを示す「出口戦略」が数値基準で示されなかったことに「残念」と落胆した。吉村知事は出口戦略の大阪モデルを示すことをかねて明かしており、「病床使用率」と「陽性率」を重視したいと述べた。
吉村知事は緊急事態宣言の解除基準について聞かれ、「まず医療崩壊を防がなければならない。助かる命が助からなくなる」とし、「医療のキャパシティーがどれくらいかを示す必要がある。これが病床使用率。現在は30%台。50%になると黄色信号。50%以下であれば徐々に解除していく。府民の皆様に見えるようにやっていこうと思う。病床使用率を重視したい」と述べた。
また、「もうひとつはどのように患者が増えているのか。これは陽性率です。検査の件数に対してどのくらいの陽性者がいるか。今は数%台」とし、上昇すれば休業要請、下降すれば解除していく考えを示した。