新型コロナで死去した歌手の高木さん、がん手術を受けていた 「とくダネ!」で弟が明かす
シャンソン歌手の高木椋太(たかぎ・りょうた=本名安永達史=やすなが・たつし)さんが2日、新型コロナウイルスによる肺炎のため川崎市の病院で死去した。58歳だった。
フジテレビ系「とくダネ!」は6日、高木さんの弟・正史さんのコメントとして、高木さんががん闘病中だったことを明かした。
番組は、正史さんの「兄はがんで闘病していました。今はやりきれない、どこにもぶつけようがない気持ちです」というコメントを紹介。正史さんによると、高木さんは10年ほど前にぼうこうがんを患ったが、いったんは克服。しかし、今年1月に再発し、手術を受けていたという。
術後は普通の生活を送り、仕事もしていた。術後にどのような治療を受けていたのかは明かされていない。
その後、高木さんは4月1日に発熱し、6日に入院。7日に新型コロナウイルス陽性と診断された。入院直後から亡くなる2日まで、意識が戻ることはなかったという。
新型コロナウイルスによる肺炎のため、4月23日に亡くなった女優の岡江久美子さんも昨年末、初期の乳がんで手術を受けていたことが明らかになっている。岡江さんは、今年1月末から2月半ばまで放射線治療を受けており、免疫力が低下したことが重症化の原因と考えられるという。