米ディズニー 新型コロナで1~3月期1500億円損失
米メディア・娯楽大手ウォルト・ディズニーは5日発表した2020年1~3月期決算で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、テーマパークの休園などによる損失額が14億ドル(約1500億円)に上ったと明らかにした。全体の純利益は特殊要因もあり、前年同期比92%減の4億6千万ドルだった。
テーマパークを含む部門の売上高は10%減の55億4300万ドルと振るわなかった。1月下旬から中国のテーマパークを休園、3月中旬から米国とフランスでも休園している。クルーズ船も運航を停止した。部門の新型コロナの影響額は約10億ドルと見積もった。
一方で、外出制限による巣ごもり消費が追い風となり、昨年11月に米国などで始めた動画配信サービス「ディズニー+(プラス)」は好調だった。動画配信を含む部門の売上高は3・6倍の41億2300万ドルと急成長。ただ投資が先行しており営業赤字は増えた。ディズニープラスは今月4日時点で加入者数は約5450万人。日本でも6月に開始する予定だ。