97歳・内海桂子 入院していた 歩行困難で1月末から「リハビリ兼ねて」
東京演芸界の重鎮で、現役最高齢漫才師の内海桂子(97)が、歩行困難などの症状のため、都内の病院に入院していることが6日、分かった。関係者によると、病気や体調不良ではないというが、自力歩行が出来ず独力での生活が困難なことから、今年1月末ごろから入院しているという。内海は2010年8月に公式ツイッターを開設し、基本的に毎日更新してきたが、4月14日を最後に更新がなく、ネット上で心配の声が上がっていた。
日本演芸会の重鎮で、97歳にして現役で舞台に上がり続けてきた内海が、“体力の限界”を迎えていた。
所属事務所の関係者によると、内海は今年1月11~19日に、ホーム劇場である東京・浅草の東洋館で上演された、漫才協会の興行「漫才大行進」の中席に出演。その際も、弟子たちに体を抱えられながら舞台に上がり、「こんな状況なので、ごあいさつだけ…」とし、他の芸人が行う芸を見て話をするのみだった。
その後、独力での歩行が難しく、日常生活を送るのが困難なことから、都内の病院に入院した。関係者は、内海が2年ほど前にタクシーに乗ろうとして足を骨折して以来、下半身の衰えが顕著だったことを明かし、今回の入院を「リハビリを兼ねたもの」と話した。
さらに「ご高齢ですから、街中に出て、インフルエンザなどにかかられても大変なので、その予防という意味もあったということです」と説明。期せずして入院後、日本中に本格的なコロナ禍が押し寄せたが、内海は罹患していないという。
内海は1999年に、24歳年下のマネジャー・成田常也氏と結婚。ツイッターは成田氏の勧めで開始したが、成田氏も現在、体調不良により、内海とは別の病院に入院しているという。
内海の入院については、4日のニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」(月~金曜、前11・30)に電話出演した弟子のナイツ・土屋伸之(41)が「ちょっと前に入院して、それからずっと病院ですけど…。でも、頑張ってるということで。心配ではあるんですけどね」と明かしていたが、詳細には触れていなかった。