吉村知事 西村大臣と「電話で直接やりとりした」と笑顔で説明
大阪府の吉村洋文知事(44)が7日、読売テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」にリモート出演。西村康稔経済再生担当相と「直接電話でやりとりしました」と明かした。
西村氏は6日、新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態措置の解除基準を「数値に基づく出口戦略を国が示さないから大阪府で示す」などと吉村知事が5日に述べたことに対し、「なにか勘違いをされているのでは。強い違和感を感じています。ご自身で休業要請されて、ご自身で解除されるわけですから、ご自身でその説明責任を果たすのは当然」などと批判した。
これに対し、吉村知事は6日夜、ツイッターを投稿し、「西村大臣、仰るとおり、休業要請の解除は知事権限です」「ただ、緊急事態宣言(基本的対処方針含む)が全ての土台なので、延長するなら出口戦略も示して頂きたかったという思いです。今後は発信を気をつけます。ご迷惑おかけしました」と謝罪していた。
このツイートについて質問されると「西村大臣とは直接、電話もして、やりとりもしました」と笑顔で報告。「大臣と、これからも連携しながらやっていきたいと思っています」と冷静に話した。
また、これまでも特措法の問題点について指摘してきたが、国と自治体の権限について、「権限の明確性は整理しなきゃいけないと思っています」と改めて話した。
吉村知事は7日、記者から西村大臣の発言について質問され、「決して勘違いしているわけではありません。僕自身も法の立て付けは理解していますので」と特措法の“建前”については理解していることを改めて説明していた。