安藤優子「感染症政策に政治が絡むのは嫌な感じ」
キャスターの安藤優子(61)が7日、MCを務めるフジテレビ系情報番組「直撃LIVE グッディ!」(月~金曜、後1・45)にリモート出演し、新型コロナウイルス感染拡大に関連して政治の話題が一人歩きすることに疑問を呈した。
感染拡大防止のため緊急事態宣言が5月末まで延長されたが、大阪府の吉村洋文知事(44)は「大阪モデル」として解除の基準を設けるなど、独自の解除基準を出している自治体がある。同番組にゲスト出演した政治評論家の田崎史郎氏は「知事も資質が問われている。ある意味、哲学というか、健康不安を重視するのか生活を重視するかで判断が変わる。吉村さんはそちら(生活)もよく見るようにされている」と解説した。
その上で報道機関の世論調査の結果を示し「もっとも評価する政治家のトップは吉村さんだった。小池(小池百合子東京都知事)さんの3倍くらいある。それより下が安倍(晋三)総理」と紹介。「来年10月には衆院議員の任期が切れて、それまでに解散総選挙が行われる。それまでに日本維新の会がどれくらい伸びるかという指標になる」と政治についても言及した。
これに対して安藤キャスターは「今回のことで政治家の資質も問われていますが、感染症政策に政治が過剰に絡むことに嫌な感じがする。例えばアメリカと中国の対立もそう。新型コロナウイルス感染拡大防止という目的は一つ。なのに政治が持ち込まれるのは嫌な感じがする」と不快感を示した。田崎氏も「それには僕も同感。とりわけ中国とアメリカの対立も。ただ国も自治体も専門家会議を尊重しながら、最後は政治が決めるしかない」と説明した。