歌手・和田アキ子（７０）が９日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「ゴッドアフタヌーン　アッコのいいかげんに１０００回」に出演。新型コロナウイルス拡大防止の自粛期間でも店を開けるパチンコ店や、そこに殺到する人々について「なんでこんな時に」とやるせない気持ちを表した。

　番組では、新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言が全国に発令されたゴールデンウィーク中、営業しているパチンコ店に車が列をなしていたという視聴者からのメッセージを紹介。「私もパチンコ好きだから言いますが、自粛ですから。なんでこんな時に開けちゃうかなって。外では間隔をとって並んでも、店に入っちゃえば肩と肩が触れる距離。（社会問題化して）パチンコが…と言われると、なくなる可能性がある。他県から行くって言うのも…」と、自粛期間中も営業するパチンコ店と入店する客双方に警鐘を鳴らした。

　新型コロナウイルス感染症に関連し、人々の行動が問題化している現状についても「変な言い方だけど、ウイルスと戦っているのに、人とも戦わないとあかんっていうのはちょっと難しいですね」と心配を募らせた。